これは演劇ではないブログ|これは演劇ではない | This is not the Theater.
これは演劇ではない俳優ブログ 10《2019.1.24》

西山真来(青年団)(カゲヤマ気象台『幸福な島の誕生』出演)

「これは演劇ではない」内「幸福な島の誕生」も千秋楽を迎え、フェスも今日のAokidさんのアフターイベントを残すのみです。(21日昼現在)

とても多くのことを感じ考えたフェスだったので覚え書き。

アゴラ劇場は見慣れた劇場だったけど、コンクリートと木と鉄骨でできてるんだな、劇空間である前に物体なんだな、と今回初めて気づきました。皆さん素材として扱ってたから。

あとアゴラで演劇をするときは大抵、一階の楽屋から裏階段を足音をたてないよう静かに上がって小扉から楽屋袖に入ってましたが、建物の構造的には一階からの梯子で入るかエレベーターの方が便利だなと思いました。 なのに今まで忍び足で小扉から入って「嘘」を作りに集まって…て、変な行為だなーって思いました。
その変な行為のこと愛してるなーと思うけど、ちゃんと愛するためには「ここにあるのはただの物体でしかない(予めドラマが用意されてるわけではない)」ということを知っておく必要があるなと思いました。 いろんな価値観の現場があるけれど「これは演劇ではない」通過俳優として、それは基準にしたいです。

オフィスマウンテン カゲヤマ気象台 新聞家 青年団リンク キュイ ヌトミック モメラス Aokid all


これは演劇ではない俳優ブログ 3《2019.1.4》

山縣太一(オフィスマウンテン『海底で履く靴には紐がない ダブバージョン』出演)

これは演劇ではない俳優ブログ。僕は今回作家で演出家でもありますが俳優でもあります。なので俳優ブログも書きます。俳優ブログっていっても俳優は書きづらいかもしれません。だからこそ私が筆を持ちます。えーと、みなさん唐突ですがいい俳優ってどんな俳優でしょうか?台詞を間違えない俳優でしょうか?演出家の言う通りに演出家の思い通りに舞台に立つ俳優でしょうか?付き合いの居酒屋で気を使いまくる事でしょうか?僕は違うと思います。僕は自分がいい俳優かはわかりませんが僕がやっている作業をこっそり秘密に教えちゃいます。僕はまず何度も台本を読みます。そして全部の台詞を覚えます。間違っても自分の台詞だけ覚えたりしちゃ駄目です。俳優は舞台に作品を立ち上げに行くんです。自分の台詞を言いに行くのではありません。俳優の多くは自分の台詞しか覚えない事を知った時はかなりショックでした。だから演劇ってつまんないんだとすら思いました。全部の台詞を覚えたら自分の手で文章を書いてみます。台本に書いてある言葉を自分なりに翻訳して書きます。そうすると似てるけど異なる台本が2つ出来上がります。自分が書いた方の台本を自分の振り付け用に使用します。そうすると言葉と身体がズレたりして稽古が非常にクリエイティブな時間になります。みんなこのやり方パクっていいからね。俳優は言葉を発話する表現者です。言葉を持っていなければ俳優を継続して続けていくのは相当しんどいと思います。その時その時の現場に体や心を合わせていく作業は自覚症状がないまま気づけば手遅れになってしまう事も。演出家との関係も上下関係にしないで横横関係にしないといけません。横横関係つまりフラットな関係のために俳優は言葉の理解度を自分なりに磨く必要があります。これは馬鹿とか頭がいいとかは関係ありません。意識さえすればいいのです。もちろん本を読んだり言葉に日常から触れていた方がいい場合もあります。俳優は台本が手元にあるならまずは書いた人よりも一回でも多く読む。そして自分で書いてみる。これだけでも全然変わってくると思いますよ。俳優の子達は騙されたと思ってやってみてね。あとお客様の方々へ。作品を観ていい作品だなと思ったら俳優を褒めてあげてください。俳優は大変です。作品がよければ演出家が褒めちぎられて作品が悪ければ俳優がひきちぎられる。俳優を讃えてあげてください。勇気を持って舞台に作品を立ち上げにいく姿勢の美しさを醜さをどうかどうか褒めてあげてください。

これは演劇ではないブログ 25《2018.12.31》

山縣太一

これは演劇ではないブログ。先日公演を終えて腑抜けた状態ですがお金を俳優に払ってしまったので嫌々ながらこの年齢でこの師走にバイトしたり一人芝居の稽古をしている呆けたおじさんです。先行きの不安は拭えないのですが深刻にならずに深呼吸して身体の隅々にまで意識を向けていたいです。今回参加させていただく演劇フェスはこれからも形や骨格を変えながら若い子達が続けていけたらなと思います。もちろんおじさんやおばさんも。理想は俳優が中心になってこういう規模は小さくても表現は大きいフェスを盛り上げてほしいな。俳優のみんなは字を読め。字を書け。字を身体で描け。そんな俳優が増えてくれれば僕の老後は楽しいだろうな。

これは演劇ではないブログ 22《2018.12.10》

山縣太一

これは演劇ではない。ブログ。今回が最後かな?僕は新作の公演前です。場所はいつも通り横浜のSTスポットです。でも作品はいつも通りではなく僕なりに演劇の可能性を考えて作った作品です。俳優にも作演出することを要求しています。俳優は舞台で渡された台本を言うだけではありません。自分で自分を振り付けて共演者にも要求して台本をジオラマからパノラマにする作業があります。俳優がそういった作業ができれば演出家との上下関係は無くなっていくと信じています。僕自身チェルフィッチュを干された当時は誰もひとりの無名の俳優である僕の言う事に関心を持たなかったけれど作品を発表するようになって僕の発言や発する表現を注目したりしてくれるようになりました。俳優の子達はどんどん作品に関わっていいんだよ。この作品は自分の作品だってお腹すいてても胸張って言っていいんだ。俳優はしんどい。続けていくのはかなり大変。心が壊れそうになるし身体は悲鳴を遠慮して小さめに僕にしか聞こえない声でだす。お金のことや制作サイドとのやり取りや演出家への愛想笑いやつきあいの居酒屋や全部自分でやらないといけない。クリエイティ部に入部したのに実際これなに部?先輩達みんなネガティ部?僕は俳優の権利を死ぬまでに取り戻したい。書いてるからなんだ。演出してるからなんだ。座って偉そうにすんな。俳優が一番偉いんだ。頭使って身体も使ってんだぜ。みたいな。

これは演劇ではないブログ 18《2018.11.13》

山縣太一

山縣太一です。ただ今新作の稽古中です。能をすてよ体で生きるというタイトルです。タイトルが何かに似てるんですけど内容は全然違います。舞台に立つには脳を身体に移す方が作品には関われるよっていう意味です。頭はまだイカれてません。タコれてますが。僕は稽古をたくさんやりたい派です。できれば本番が終わっても稽古をしたい派です。終わってすぐ次ってなるのは作品も俳優もかわいそうな気がします。これは演劇ではないの稽古もお話しをいただいてから今までずっと稽古しています。早朝に公園か海岸で身体を起こしながら稽古。時間があれば夕方も稽古をします。一人で稽古をするのでいいか悪いかの判断はしません。この台詞の時に身体のどこが動いていたか?動きのはじまりはどこか?を徹底的に見ます。頭はまだイカれてません。タコってますが。僕は稽古がしたい派ですが長時間やりたい派ではないです。俳優の集中力は最大で5時間が限度だと思います。僕は2時間か3時間くらいがちょうどいいと経験上感じます。僕はまだ二十代のころ長時間の稽古で腰骨が折れてしまった事があります。それから今日まで体に痛みが無い日はありません。痛み止めが欠かせないし今は気づいたらAmazonで杖を無意識に購入しようとしています。
だから結論としては稽古はいっぱいやった方がいい。もちろん俳優の日常生活を脅かさない程度で。長時間の稽古は危険。なので作演出の方は稽古初日までには台本を書き上げる。俳優がそれを覚える時間が潤沢にある。昨日渡して今日発話とかはできるだけやらない。みたいな感じかなぁ。みんなは何派かなぁ?
これは演劇ではないブログ 17《2018.11.13》

山縣太一

これは演劇ではないブログ。僕は演劇ではないから俳優が舞台の上でどんな作業をしてるかがすごく気になる。台詞を言う。段取りをこなす。台詞を間違えない。段取りをきちんと遂行する。演出家のイメージを具体化具現化する。みたいな作業ですかね?そういう作業をしてる俳優を観るとすごく疲れちゃったり悲しい気持ちになったり、時には二度と演劇なんて観ないと腹を立てたり肩を震わせたり喉を鳴らしたりします。まあでもそういう俳優ばっかりだけど。台本とは別のストーリーや台詞の矢印とは違う矢印を持つことができる俳優。演出家のイメージの奥行きをだし幅を広げること。そして自身の身体を自分で振り付けられること。もちろん作品に無関係な振り付けではない。そんな俳優は日本にはいないから僕は身体が動くかぎりそういう俳優を育てたい。もっと言えば世間一般のいい俳優の定義を変えたいです。
これは演劇ではないブログ 15《2018.10.24》

山縣太一

これは演劇ではないブログ。僕は演劇ではないんだけど俳優を意外と長いことやってまして演技についてあれこれバカなおつむで考えたり踊ったりしてるんでごわす。まず僕が完全に全否定なのは俳優の役作り。これは必要ないでしょう。この人はどんな人で、、とか考えるだけ時間の無駄無駄無駄。オラオラオラが提案する太一メソッドは役との距離を計り測り図り続けるという作業です。前に神村恵さんの配置と森っていう作品に出演した時に自分と物との距離を測る。舞台上に自分の身体を配置する。という事をやってすごく勉強になった。そこから発展して俳優が今から舞台上で演じる役との距離を舞台上で測り続けるという太一メソッドの背骨にあたる部分ができました。神村さん感謝(驚き)俳優が自分の身体を常に日常からよく見て診る事と舞台上でお客さんの前で自分の身体に起こる日常の自分の身体とは違う症状を常に見続ける。それも日常の自分の身体と舞台上での自分の身体との距離を測り続ける作業になります。みなさんぜひパクってやってみてください。現代人に特におすすめします。

これは演劇ではないブログ 12《2018.9.30》

山縣太一

これは演劇ではないブログ。演劇って僕あんまり慣れてないんだけどなんかわかんないけど時間かかるよね。しこみとかバラしとかあるし。スタッフさんの機材とかあるし。僕基本的にそういうの嫌い。細かく言うとそういう事で俳優を疲れさせるのが嫌い。だから俳優の入り時間とかも朝10時とかに絶対したくない。バラしとかも極力本番終わりの俳優に無理させたくない。疲れてると怪我しやすいし。お手伝い程度でいいと思う。釘拾うとか。僕昔トラムかな?どこかの現場でしこみに短パンで行ってむちゃくちゃ怒られた事ある。バラしもめげずに短パンで臨んだけどね。怒られて壁際にずっと立ってた。用事があると呼ばれるんだけどやる事ない時は壁際に立てと指示されていたのら。バカらしくなってタバコ吸いに行っちゃった。スタッフさんて怖い人は超怖いからね。みんな気をつけようね。あと演劇って千秋楽に打ち上げやるでしょ?これも嫌い。千秋楽で疲れてるのにバラしもやって打ち上がります?別日にしましょうよ。疲れてお酒を飲むのが一番危険だよ。演劇の打ち上げ嫌いだな。大勢で飲むのが嫌いなんだよね。これは演劇ではないの打ち上げは千秋楽にはやらずに別日に音響の牛川さんの実家のミヤビでやりたいですな。

これは演劇ではないブログ 04《2018.8.11》

山縣太一

これは演劇ではないという企画に誘われて参加させていただきます。オフィスマウンテンというカンパニーを夫婦でやっております。山縣太一です。若い子達は知らないでしょうがチェルフィッチュというカンパニーのメンバーでもあります。今は俳優の権利を訴えて干されていますが(爆)。この企画に参加するにあたっていろいろ考えました。若い子達の企画におじさんが参加していいものかどうか?知り合いの方にも参加が決まってからですが、おじさんは参加しなくていいんじゃないと言われました。今この瞬間もおじさんだから参加しない方がよかったのかな?と様々な思いが去来したりウトウトしたりしています。でも表現活動をしている人間なら10年くらいの年の差はあって無いようなものです。僕も若い頃は敬語なんて使えなくてかなり本気で怒られた事が数えきれませんや。つい2カ月前にも。でも尊敬できなきゃこの世界は敬語使わなくていいと思いますよ。モメラスの松村さんは6歳僕より年下だけど尊敬してます。敬語は使わないけど。だからみんな僕にタメ語でいいよ。話変わるけど演劇のショーケースとか最近あんま無いよねー。ダンスはあるけど。なんかこの企画を考えた子達は以前アゴラでやった切れなかった14歳?みたいな企画?ごめんなさい。正確に思いだせない。観た記憶はあるけど内容も思いだせない。神里がイースタンユースの話をしていたかもしれないくらいしか思いだせない。思いだそうとすると身体が熱くなってくるからやめとく。水分補給。僕はアゴラだったらかなり前にやったニセS高原から?かな?タイトル違うかも。が面白かったな。同じ題材を4団体とかでやるやつ。ポツドールとか三条会が面白かった。多分五反田団も出てた。違うかも。あとひとつは思いだせない。思いだそうとすると身体が冷たくなってくるからやめとく。ビール補給。昔話とか杵柄とかはどうでもいいよね。それこそおじさん臭いですよ。マラソンが趣味だったんですが肉体を酷使してきたので今では1分も走れません。立ち上がる際にも声が自然に出てしまいます。普段はできるだけ疲れないように無表情で生活するように心がけております。オールで遊ぶなんて考えられません。気づけば愚痴が口から垂れ流し。おじさん成分源泉のかけ流し。